アパマンオーナーとかは、賃借人からの相談で、「隣人が酒を飲んでうるさいのですが・・・」 みたいな相談を受ける事があります。
ただ、そういう場合って、迷惑を受けた人がポケットから110番緊急通報した方が手っ取り早いです。
今回は、実際に私が110番緊急通報した事例を書いておきます。
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ある平日の日付が変わった24時くらいに、「何だろう? 誰かがしゃべっている声がするのだけど、姿が見えないなあ」 という事がありました。
それで、窓を開けて探しても人が見当たらない・・・
声のする方角を意識して探したら、近所の家の前で寝ている感じで、右手でスマホを持ってしゃべり続けていました。
それでポケットからスマホを取り出して、110番緊急通報しました。
「はい、警察です。 事件ですか、事故ですか」 と通信指令センターの警察官が言われました。
「事件とは言えないかと思いますが、近所の家の前に酔っ払った感じの人が地べたに寝て、携帯でしゃべり続けています。 かなり酔っているように見えまして放置するのは危険かなあ~ と思いましたので、注意していただけないでしょうか」 と言いました。
「住所はどちらでしょうか?」 と訊かれたので、住所を言いました。
「それでは警察官を向かせますので」 と言われ、「お願いします」 と言って切りました。
これが俗に言う、”PC派遣要請” とっ呼ばれるものです。 ポリスカーの派遣です。
しばらくして、パトカーが到着した感じだったのでそのままテレビを観る。
いちいち窓を開けて確認し、それを警察を呼ばれた人が目撃して、「あの家のやつが呼んだんだ」 と思えば、後でトラブルになることもあります。
しばらくして、スマホに警察署から電話がありましたので、出てみました。
「警察です。警察官を現場に行かせて捜索しましたがみつかりません。 しばらくして撤収しようと考えています」 と言われました。
「そうですか、私〇〇が目撃したのは、私の自宅から国道〇号線に向かいあのXXさんの家の前で道路に寝ている感じで携帯でデカい声でしゃべっていて、かなりの酩酊状態に感じましたので110番緊急通報しました。 その後に見たら〇号線の方に移動した感じで〇軒移動したところにある賃貸マンションの駐輪場にいた声が聞こえたのでそこにいないともう部屋に戻ったのかと思います」 と言いました。
「なるほど、そこを見て撤収します」 と言われました。
酔っ払い系のネタで110番緊急通報しますと、パトカーが現地にやってきて、捜索されます。
その指定された家にいないと周辺を捜索され、見つからないと撤収されるのは仕方ない話になるのですが、警察署から再度確認みたいな感じでコールバックが発生する事はよく起こります。
酔っ払いは移動したりします。
例えば自分が道路に地べたに座り込んでいて、近年は携帯電話で誰か友達に電話してダラダラしゃべるとかあります。
走ってきた車などが自分を見たと思うと数軒隣に移動したりします。
あるいは、そばに住んでいた場合、アパートとかマンションの外に出て電話すると周りの人の目が気になるので、数軒移動した他人の家の前とかで携帯電話で話す癖のある人とかがいたりします。
現地に到着した警察官はそこに酔っ払いがいないと、周辺を捜索され、いない旨の報告を通信指令センターにされます。
酩酊状態であったとしても、手続記憶ですので自分の家が近所にあれば帰る事は可能と考えられます。
ただ、撤収される前に再度通報者に、「その後はどうですか?」 などの確認があったり、「どっち方向に行ったかわかりますか?」 など確認の電話があったりします。
コールバックは、警察署の代表電話番号が通知されますが、かかってきた電話には出るというのが基本となります。
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